「軸」より「ライフストーリー」へ
前々から、ストーリーや物語の重要性が増しているとは感じている。
就活生と話していると、
企業選びはもはや「軸」で選ぶ時代ではないことを感じる。
僕らのころは、まだ「軸」で選んでいたような気がする。
メーカーがいい。
大手がいい。
活気がある会社がいい。
社風や待遇や業界、いろんな選択軸があり、
そのなかで、自分の軸を探すようなものだった。
いまは、もうそんな感じではないと思う。
いわば、ストーリーを描く感じなのだ。
その会社で数年後どうしているのか。
就活の根幹はもちろん変わっていないのだが、
なんだかストーリーを語る人が多くなっている印象を受ける。
検索軸で人は動かない。
固有のストーリーで動く。
結婚式などのライフイベントも、そう。
その結婚式に自分たちらしい物語を持ち込んでいる。
今まであるサービスの中から、価値基準に基づいて判断していくというよりも、
手作りで自分たちらしいものをつくってしまうような感じなのだ。
あくまで、印象であり、確信めいたことではない。
効率主義のなかにあって、
オーダーメイド化するライフスタイル。
価値あるものは、今後オーダーメイド化していくと思うのだ。
職業と結婚式のオーダーメイド化を感じる出来事があったので、
余計にそう思うのかもしれない。
軸を持って何かを選ぶより、
ライフストーリーを語って、その人生を創る。
ストーリーある生き方を提示することは、人を動かす。
仕事に物語を込められないと、人は動かない。
そんなことを思いました。