ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリングに参加して

今日は、SMJのゆーきさんが関わっていた
ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリングに行ってきました。
http://www.socioengine.co.jp/seg2010/


ソーシャル・ビジネスの領域はおもしろいです。
けれども、関わっている人や、団体の規模はまだまだ限られている印象を受けます。


NPOとして活躍されている方、
企業の事業課題として取り組んでいる方、
大企業のCSR
いろいろです。


10時から16時くらいまで、
いろいろな事例を聞けたのは、刺激になります。


社会問題の捉え方、
その問題に対する取り組み方、
知れば知るほど、胸がざわざわします。
いま、世の中では、こんなに面白いことがたくさん起こっているのか、と。
何かできることはないのか、と。


特に刺激を受けたのは、
(株)アットマーク・ラーニングの日野さん。
今、日本には3671校の廃校があるという。
地域から教育が失われるだけでなく、学校がなくなることで、地域の交流もなくなる。
公教育の場としての再構築。
校舎を建て替え、通信制の学校にしたり、PCを導入して地元の人に使い方を教えたり、
宿泊出来る部屋を加えて、グリーン・ツーリズムに利用したり、
都会の子どもを読んでイベントを開いたり、
さまざまな試みをしている。


また、近年話題になっている帰国子女の教育問題にも取り組む。
日本の教育が世界の教育と乖離していること、
言葉の壁、
問題の背景は多様だけれども、個人にあった教育が提供される場があってもいいのでは、と。


NPOの日本ホームスクール協会の活動も興味深い。
アメリカには不登校がないという。
なぜなら、一般家庭でも自宅を学校として認定することが可能だから。(条件はあるけれども)
そんなホームスクールとしての、教育の多様性を試みる。



ある人が言っていた
「想いに価値をのせること。想いは、ゆっくりと伝わっていく」
というメッセージが、また印象的でした。
そう、いろんな試みはゆっくりと広がりをみせています。
すぐに価値が伝わりづらいこともありますが、ゆっくりと。


ある団体に所属している、
ある団体でボランティアをする。
そういうことではなく、やっぱり問題解決なんだな、と思いました。
プロジェクトベースというか、
解決したい問題があって、想いがあって、その周りに人が集まる。
コラボ時代って、おもしろいと思います。


その萌芽をみた気がしました。