『3月のライオン』

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)


孤独を抱えた主人公は、高校生ながらにプロ棋士
厳しい勝負の世界に身を置く。
それは、何かと闘っているようでもあり、逃げているようでもある。


そんな彼が、ふとしたことからある一家と触れ合うようになる。
あたたかさと、寒さの間をさまようように生きる。


将棋の世界で、日常で、学校で。


苦しみもあたたかさも全部かかえて生きていかなければならないし、
周りにいる人たちがこんなだったらいいだろう。


5巻まで読んだ。
5巻は圧巻だ。


何かに気づくとき、何かを乗り越えるときというのは、
残酷なくらい、そっと、突然やってくるのかもしれない。
誰もがみな、孤独を抱えて、それでもつながって、生かされているのだろう。