『ジョブズはなぜ、「石ころ」から成功者(ダイアモンド)になれたのか?―31歳までに必ずやったこと、絶対やらなかったこと』


スティーブ・ジョブズの成功は、
常に右肩上がりというものではなかった。
自分で起業した会社を追い出されるような男である。


本書を読んでみると、
あらためて彼の生き方やスタンスが独特であることがわかる。


とくに顕著なのは、最高のものをつくろうとするこだわりと、
失敗の捉え方ではないだろうか。
「すごい」で満足せず、「ものすごいもの」をつくろうとする、
宇宙に衝撃を与えられるかを考える、
そのために妥協はしない。
この信念がぶれていないからこそのアップルの製品だと思う。


また、失敗を次に活かそうとせず、全部忘れようとするのも、
普通の人にはとれないスタンスだと思う。
とらわれないこと、だ。


真似できるとは思えない。
だが、これくらいの信念がなければならないのだろうと思う。


“今、ジョブズはこういっている。
「自分が世界を変えられると本気で信じるひとたちこそが、本当に世界を変えている」”