『The Art of Innovation』

The Art Of Innovation: Lessons in Creativity from IDEO, America's Leading Design Firm

アメリカの西海岸にあるIDEOは、
デザインの力で企業の問題などを解決するコンサルティング会社。

課題に対して、
いくつもの画期的な提案を行ない、
製品やサービスをつくってきた。
デザインの力の大きさは魅力である。

彼らがイノベーションを起こすとき、
根底にあるのは観察することであり、
子どものように“なぜ”と問いかけることであり、
試作品をつくって考えることである。

歯ブラシでもショッピングカートでも、
ウェブサイトでも、
人がどのように利用し、
どこに不具合を感じているのかは、直接見て観察する。

本質的なものを捉えるからこそ、
デザインが力をもつ。
そして、そこには、予期されていなかった要素も組み込まれていく。

試作品をつくってみて、
予想外にうまくいったこと、
思った通りにいかなかったことの、
両方を考慮していく。

ほんとうのイノベーションとは何か、
どこから始まるか、
考えさせられる。

芸術的な問題解決の裏側にあるのは、
徹底的な現実認識であり、
試行錯誤であり、
遊び心ではないだろうか。

体と心と頭、
それらすべてがつながったとき、
イノベーションの扉が開くのだと思う。

"
Seeing and hearing things with your own eyes and ears is a critical first step in improving or creating a breakthrough product. We typically call this process “human factors.” I prefer “human inspiration” or, as IDEO human factors expert Leon Segal says, “Innovation begins with an eye.”
”