『コミュニティ・イノベーション―魅力と活力のある地域をデザインする』

コミュニティ・イノベーション―魅力と活力のある地域をデザインする

コミュニティ・イノベーション―魅力と活力のある地域をデザインする


地域に必要なのは、
情報とヒトではないだろうか。


もっといってしまえば、ヒトの情報、データベース化ではないかと思う。


ITの力をうまく利用すれば、それができる。
地域にどんなヒトが要るか、
どんな産業があるか、
どんな特産品があるのか、
地域のヒトにも見えていないことが多い。


自分たちの地域を知る、
自分たちの情報を発信する。
地域外とつながるのには、情報をまとめることであり、
そのフィードバックをもとにデザインしていくことが基本になるのではないかと思う。


おもしろいヒトの情報が眠ったままなのはもったいない。


“地域の資産ですぐに頭に浮かぶのは地域の神社仏閣を初めとする文化遺産です。宗教的な意味合いだけではなく、地域の大切な文化資産の視点から詳細な情報の提供が必要です。これは外部からアクセスする人々にとっては観光情報となります。さらに「地域の宝」としての人物情報があげられます。伝統工芸や芸術家、芸能人、名人と言われる職人さんなど多くの人々を紹介します。単に紹介するだけでなく、インタビューなどをおこない、その人達の考えや技を生きた情報として取材したうえで紹介します。そしてデジタルデータ化するとともに地域の資産データベースに保管し、今後のデータの活用を考えます。「地域の宝」のモノ・コト・ヒトの集積をデータベースとし、継続的な蓄積に力をいれます。”