語られるCM


いま、CMといえば、たいていこのCMの話題になるわけです。
宮粼あおいTHE BLUE HEARTSの「1000のバイオリン」を歌う。


かわいい、
歌が味があっていい、
誰の歌?
演技がうまい、
THE BLUE HEARTSについて・・・


宮粼あおいについても、
THE BLUE HEARTSの「1000のバイオリン」についても、
みんな語れちゃうわけです。


想いが、あるんだなぁ、と思います。
それぞれの中で、それぞれに育まれたものが。


バンドについて語る、
篤姫について語る、
このCMの作成者について語る、
エコについて語る。


たった1つのCMから多くの話題が生まれ、
THE BLUE HEARTSを知らないの?
と世代を超えた会話もあって、
王道なつくりでありながら最近あまりこういうCMはなかったような気がします。


飲みながらみんなで口ずさめるこの曲。
宮崎あおい×THE BLUE HEARTSの組み合わせはつよいですね。


見方によってはいろんなものが掛け合わされ、
組み合わされています。


そして、何を訴えたいのか、何のCMなのか、
全面に出していないのも語られる要因かもしれません。


CMのあり方として、語られるCMはつよいです。
それは、人を通して一気に広まります。


「検索してください」、「クリックしてください」
とCMの画面に入れなくても、
あのCM知らないの?
って人からいわれるだけで検索しちゃうのが人間ですから。