『自分をいかして生きる』
- 作者: 西村佳哲
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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はたらくこと、生きることを考える。
生きることを考えるうえで、
はたらくことの重みは大きい。
どんな仕事をするか。
100人いれば、100通りの仕事があると思う。
同じようなことに取り組んでいたとしても。
自分のはたらき方を考えるヒントがおもしろい。
それは、好きなことより、大切なことに焦点を当てることであり、
お客さんではいられないことに気づくことである。
何を大切にしてきたのか、
その価値観から仕事が生まれる。
また、人ごとではなく、自分だったらこうしたいと思えること、
他の人に対する嫉妬、悔しさ、もどかしさ、衝動、
そういった感覚を大切にすることが、
エネルギーを生む。
あ、はたらくって、そういうことか、
という気づきがあった1冊でした。
“さらに言ってしまえば、わたしたちは美容師になりたいわけでも野球選手になりたいわけでもなく、<自分>になりたい。より<自分>になる仕事をさがしている。
働くことを通じて「これが私です」と示せるような、そんな媒体になる仕事を求めているんじゃないか。
なにがしたいということより、それを通じてどんな自分でいたいとか、どう在りたいということの方が、本人の願いの中心に近いんじゃないかと思う。”