瀬戸内国際芸術祭2010〜ほんとうにデザインされているもの〜

1泊2日で、瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。
瀬戸内海の7つの島で開催されていますが、
今回は、時間の都合上、直島、豊島、犬島の3島をまわってきました。


アートの力で、まちおこしをする。
人と人をつなぐ力が、
直島や周辺の島にはありました。


本当にデザインされているのは、
コミュニケーションなのだ
と改めて感じます。

暑い夏、
家プロジェクトが展開されている本宮地区では、
無料の休憩スペースがあります。


地元の方がよく冷えたお茶をだしてくれるのですが、
これがありがたいのです。

そしてまた、
ちょっと島のことを訪ねたり、
作品について語ったりして。


ここでは、
バスの運転手も、
郵便配達のおばちゃんも、
道行く手押し車のおばあちゃんも、
井戸端会議しているおばちゃんたちも、
作品のことを教えてくれます。
すごく楽しそうに、島のことを話してくれます。

「あの作品はみたか!」
よそ者と地元の者、
お年寄りと若者、
場所と年齢を超えた会話が始まります。


アートは関係性やこころをつむぐ。
心地よさ、通底に流れている空気はそれであり、
それはこの島を訪れる人も持っているものだからこそ、
共有できるものなのかもしれません。



いろんなコミュニケーションが生じる仕組み、
それは、国内にとどまらず、外国から訪れる人も感じられるものなんじゃないでしょうか。


すばらしい芸術祭です。
おもしろい作品が多いので、訪れる際は、計画的に!