人材輩出地域のDNA

よく、人材輩出校とか、人材輩出企業、人材輩出国ということばが使われますが、
地域についてもちょっとあてはまるような気がしています。


人材輩出地域。


自分が主に興味があるのが、
地域、教育、キャリア、アート、自然
といった観点なのでその辺の話なのですが、
地域レベルでそれが組み合わさって発展しているところはおもしろいです。


なかでもレベルが高いと思っているのは、
博多
なんです。



各分野でおもしろい活躍をしている人が多いのと、
自分が育った地域、博多の人材の話をする人が多いんですよ。


人が育つ、というのは、学校だけの影響ではないと思います。
人を育てる土壌がある地域、文化、人たち。


かつての長州、薩摩といった人材輩出地域にはかなわないものの、
文学、アート、音楽、政治、ビジネス、
調べていると、
いろんな分野で不思議と博多の影響を感じます。


すごい学校がある、すごい企業があるという理由よりも、
地域、まちが人を育てている、
受け継がれてきた土地のDNAや人のつながりが人を育てている
のが博多の特徴のようで、おもしろいと思います。


地域でありながら、
地域に終わらず、グローバルな視点をもっているのも、
これからの地域のあり方でしょうね。


コアな部分で繋がっていつつ、
限りなくオープン。
多種多様な人材が混沌と存在しつつ秩序を保つ。


個性の尊重、
個と個の刺激と有機的なネットワーク、
開放的な環境と広い視野の確保、
刺激と情熱の連鎖、
伝統や格式というよりもDNAや熱の伝達、
変化や革新の尊重、
人材輩出校、人材輩出企業と呼ばれる組織の特徴はそんなところではないかと考えていますが、
共通したものを感じます。


教育、労働、地域、自然について最近考えていることのメモでした。