国宝 土偶展

上野の東京国立博物館で国宝 土偶展を行っています。
昨日、行ってきたのですが、
とてもよかったです。
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20091215_142709.html


なんでも、国宝の土偶3体が一度にそろうのは、日本で初なのだそうです。
土偶オールスターズ!


紀元前3000〜2000年、今から5000年も前にこれらのものが造られたのかというのが信じられません。
精神性の豊かさ、技術力に驚かされます。


日本史の教科書で学んだ気になっているだけでは、本当にもったいない。
実物には、時を超えて訴えかけるものがあります。


中でもいちばん、心をとらえて離さなかったのは、
国宝 縄文のビーナス
です。


妊婦を思わせる曲線美、
特に出尻型の土偶のラインには引き込まれます。


豊穣や安産やいろんなことを願ったのでしょう。


装飾性に富んだ土偶も面白く、
天然のアスファルトで目を黒くしていたり、
すごく細い線で首や手を作っていたりして、
遥か昔に思いをはせました。


1年先、5年先も不透明な世の中だからこそ、
5000年前に思いをはせるのもよいのではないでしょうか。